@article{oai:hirokoku-u.repo.nii.ac.jp:00000202, author = {八川, 慎一 and 岡田, 大爾}, issue = {10}, journal = {広島国際大学 教職教室 教育論叢, Hiroshima International University Journal of Educational Research}, month = {Dec}, note = {application/pdf, 要旨:中学校学習指導要領(平成29年告示)解説特別の教科道徳編1)(以下,解説特別の教科道徳編とする。)の「D主として生命や自然,崇高なものとの関わりに関すること」の項目の中に,「感動,畏敬の念」がある。これは,「美しいものや気高いものに感動する心をもち,人間の力を超えたものに対してする畏敬の念を深めること」と述べられている。また,中学校学習指導要領(平成29年告示)解説理科編2)の内容の取扱いについての配慮事項に,「生命については,生物の飼育や栽培,生物や生命現象についての観察,実験などを通して,生物のつくりと働きの精妙さを認識させ,かけがえのない生命の尊さを感じさせるようにする。このような体験を通して生命に対する畏敬の念や生命を尊重する態度を培うようにする。」と述べられている。これらのことから,自然の事物・現象を調べる活動を通して,感動や畏敬の念を育成することが大切であることが分かる。そこで,中学校理科における(5)「生命の連続性」の(ア)「生物の成長と殖え方」の単元において,バフンウニによる卵と精子が受精する瞬間から卵割といった観察を通して,理科の目標を達成するとともに,感動から畏敬の念を深めることを考えた。本研究では,仮説を「生物を活用した生命誕生の瞬間の観察,実験を行えば,畏敬の念を育成することができるであろう。」とし,バフンウニを活用した有性生殖の観察,実験を仕組んだ。生徒の授業の様子や振り返りの状況から,実際の生物の受精から卵割する様子を観察することで,有性生殖の仕組みを学ぶだけでなく,生命誕生の瞬間の感動を感じ,その後の受精卵の成長にも関心をもって観察を続けた。さらに,その後の受精卵の扱いまで丁寧に生かすように協働的に活動し,最後は海に返すなど,誕生した生命に対する畏敬の念を深めることができた。課題は,このような観察,実験を行う生物を授業で活用する数だけ如何に採取するかである。}, pages = {150--166}, title = {道徳的な畏敬の念を育てる教科指導の工夫ー中学校理科における有性生殖の観察を通してー}, year = {2018}, yomi = {ハチカワ, シンイチ and オカダ, ダイジ} }