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1992年の「精神薄弱」用語問題: その後の動向、二つの「法律」から
https://doi.org/10.60172/0002000128
https://doi.org/10.60172/0002000128e1a6fee4-1e61-49b0-a415-37607784f8f4
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||||
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公開日 | 2024-12-19 | |||||||
タイトル | ||||||||
タイトル | 1992年の「精神薄弱」用語問題: その後の動向、二つの「法律」から | |||||||
言語 | ja | |||||||
タイトル | ||||||||
タイトル | Argument About the Terminology Problem of "Mental Deficiency" in 1992. | |||||||
言語 | en | |||||||
言語 | ||||||||
言語 | jpn | |||||||
資源タイプ | ||||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||||
ID登録 | ||||||||
ID登録 | 10.60172/0002000128 | |||||||
ID登録タイプ | JaLC | |||||||
著者 |
鶴田,一郎
× 鶴田,一郎
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著者(英) | ||||||||
姓名 | TSURUTA,Ichiro | |||||||
言語 | en | |||||||
抄録 | ||||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||||
内容記述 | 知的ハンディキャップを持つ人を、どう呼称するかは、現在に至るまで議論が途絶えることが無い。それは、どのような「用語」を用いても変わらない。本研究では、筆者の師である伊藤隆二教授が提唱している「『障害児』(障害者)から『啓発児』(啓発者)へ」の思想を研究の出発点とする。近江学園の創立者・糸賀一雄氏は「この子らを世の光に」と言われたが、伊藤教授は、それを更に進めて「この子らは世の光なり」と主張される。なぜ「この子らは世の光なり」なのか、また、なぜ「障害児」(障害者)ではなく「啓発児」(啓発者)なのか、ということを本研究は解き明かしたい。その際、今までは、1992年に特に集中した「精神薄弱」用語問題に関する議論を中心に考察を進めてきた。今回は、その後の動向として二つの法律を中心に考察を行った。その二つの法律とは「精神薄弱の用語の整理のための関係法律の一部を改正する法律」(1998 年)と「発達障害者支援法」(2004 年)である。様々な議論が交わされた結果、「精神薄弱」という用語は廃止され、「知的障害」となった。また新たな「発達障害」という用語も登場し、その定義を巡っては現在まで議論が続いている。そして本稿の最後には今までの一連の論文のまとめとして、筆者の師である伊藤隆二教授の「障害児」「障害者」を廃し「啓発児」「啓発者」と呼ぼう、すなわち「この子らは世の光なり」の教育思想をキリスト教の視点から再び考察した。その結果、知的ハンディキャップのある「この子ら」「この人ら」は、その「弱さ」ゆえに神に選ばれた存在であり、その「弱さ」ゆえに神の光を、そのまま受け容れ、自らが「世の光」となる。「この子ら」「この人ら」の光を身に受けた眼の前が曇っていた「強者」の内、目覚めた者は、己の至らなさを自覚し、正しくものを見ることに覚醒し、自ら低きに視点を移して正しく生きるようになる。そのような人が一人でも増える社会が達成されれば、「この子ら」「この人ら」は「障害児」「障害者」ではなく「啓発児」「啓発者」と呼ばれるのが相応しいということになることがわかった。 | |||||||
言語 | ja | |||||||
bibliographic_information |
ja : 広島国際大学 教職教室 教育論叢 号 15, p. 1-20, 発行日 2023-12 |
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出版者 | ||||||||
出版者 | 広島国際大学 教職教室 | |||||||
言語 | ja | |||||||
出版者 | ||||||||
出版者 | Hiroshima International University Teacher Education Unit | |||||||
言語 | en | |||||||
item_10002_source_id_9 | ||||||||
収録物識別子タイプ | PISSN | |||||||
収録物識別子 | 1884-9482 |