@article{oai:hirokoku-u.repo.nii.ac.jp:00001198, author = {清水, 希功 and 清水, 壽一郎}, issue = {14}, journal = {広島国際大学 教職教室 教育論叢, Hiroshima International University Journal of Educational Research}, month = {Dec}, note = {application/pdf, 本学では、専門職連携教育として予め作成した患者のシナリオに基づき、患者やその家族へのサポートを含むケアについて多学科混成チームにてディスカッションを行うPBL形式の演習を実施している。2019年度の実施では、個々の医療系専門職を目指して学ぶ学生55名がオンライン授業で参加した。従来の患者のQOL向上に関するシナリオの他、震災と避難所生活で起こりえる状況の模擬(以下、災害シナリオ)を新たに作成、導入し、学生の自由意志によりシナリオを選択させたところ、心理学、栄養学、医療経営学、薬学を学ぶ9名の学生が災害シナリオに参加した。長期休暇中の4日間の集中授業では全チームにおいて活発なディスカッションが継続し、本研究では特に災害シナリオチームのアクションプランに着目し、被災者の安心・安全の避難所生活において学生が果たせる役割について、その到達度を学生のプレゼンテーションや提出レポート、アンケート調査により評価した。災害シナリオチームは、避難所生活での災害関連死を防ぐための食料、水、感染予防、服薬指導、精神衛生等の公衆衛生面において具体的なアクションプランを提案し、また避難所生活における「減災チーム」としてこれらの内容を共有、実施可能とすることを示し、極めて有効な役割を果すことが示唆された。その中で同時に責任を持って支援することの大切さ、平時から災害弱者と医療を結び付けた視点で広く知識を修得することや避難所体験のシミュレーションの重要性、また、自分の専門性が防災にも役立てることが目指す専門職へのさらなるモチベーションになること等を報告した。被災直後はその混乱により必ずしも行政主導の避難所運営が開始されるとは限らない。さらに、避難所運営後の行政のサポート役としても、地域で医療を学ぶ学生が連携することで、「減災チーム」や「減災リーダー」の一員として避難所生活の公衆衛生の向上を図り、災害関連死を低減できる可能性が示唆された。}, pages = {85--93}, title = {専門職連携教育を活用した減災リーダー育成の試み}, year = {2022}, yomi = {シミズ, キヨシ and シミズ, ジュイチロウ} }